「破満」の緞帳と大額のお言葉

金沢会館の講堂には、「破満」と刺繍された緞帳(どんちょう)が使われております。
実は、この緞帳は、富山県の親鸞会館の500畳の大講堂で使われていたものが移設され、
金沢会館に合わせて加工し直して下されたものなのです。

親鸞会館が落慶してから二千畳ができるまでの長い間、大切に使われていた緞帳が、
ここ金沢にて譲り受けられたことに、皆さん喜ばれています。

「破満」とは「破闇満願」を略されたもので、仏教の非常に大切なお言葉です。

目次

「破闇満願」とは

「破闇満願」とは、一言でいえば、苦悩の根元である「無明の闇」を破り、
「人間に生まれてよかった」という、究極の願いが満足させられた幸せ
をいいます。

何のために生まれてきたのか。なぜ、生きているのか。どんなに苦しくとも生きねばならない理由は何か。
その答えを、漢字4字で示されているのが「破闇満願」です。

この破闇満願のことを「抜苦与楽」とも言われます。

「抜苦」は「苦を抜く」ということで、苦悩の根元である無明の闇を破ること、
「与楽」は「楽を与える」ということで、無上の幸福を与えることです。

この「抜苦与楽」「破闇満願」の身になることこそが、私たちの生きる目的なのです。

大額のお言葉は「抜苦与楽」

金沢会館の講堂の大額には、「抜苦与楽」の言葉が掲げられています。

お言葉を決める際には、緞帳の破満にちなんで「破闇満願」という意見もありましたが、
同じ意味の法語で、より私たちに分かりやすいということで、「抜苦与楽」に決まりました。

では苦悩の根元である「無明の闇」とは何か。破られたらどうなるのか。
詳しくこの会館で教えられていますので、ぜひ続けて聞かせていただきましょう。

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