今回は、顕正新聞平成2年3月1日号の内容を紹介します。
前夜からの交流会
平成2年1月31日、真宗の宝庫・能登にて年に一度の高森先生のご法筵が開かれました。
会場は、海岸沿いに佇む和倉温泉「のと楽」(七尾市)。
「温泉にゆっくりつかって、真剣に聴聞しよう」と、能登の有縁者は前夜から泊まり込み、交流会が開かれました。
力強い太鼓に始まり、軽妙な司会で、スライドを通し、親鸞会結成の意義、親鸞会館の紹介、そして、「仏法は聴聞に極まる。親鸞会館で聴聞しましょう」という話がありました。
また、参加者らによる大正琴も披露され、全員で信心数え歌、親鸞聖人の御歌を唱和し、宴たけなわとなりました。
高森光晴先生の座談会
最後に、高森光晴先生の座談会で交流会は締め括られます。
「親鸞聖人でさえ善知識に遇われるのに二十年かかられた。しかし、私達は何の間違いか、今、遇わせていただいている。受けし仏縁に感謝して、明日、真剣に聞かせていただきましょう」
切々と語る言葉に、参加者は改めて仏縁の不思議を感謝せずにおれませんでした。
高森先生のご法座
翌日は、能登半島各地から、多くの聞法者が群参し、平日ながら、しかも、半年前に行なわれたご法話会場の倍の広さを用意しながらも、満堂の聴衆で埋まりました。
高森先生は、因果の道理についてご説法なされ、必堕無間と知らされるまで、真実の姿を見つめよ、と説かれました。
「大変、分かりやすいお話でした。こんなご説法を聞きたかったんです」
「昨年に比べて、高森先生のお声が全く違う。お元気になられたことが、なにより嬉しかった」
参詣者は喜びの言葉を口々にしていました。
担当の講師は語ります。
「能登はまだまだ果てしなく伸びる篤信の地。日本一仏法を聞き求める人が集まる地にしたい」
かつては、説法のある時に、仕事をしていたら怒られていたと言われるほど聞法熱の高い土地です。
今回のご法筵をステップに、能登の真宗は、再興の気運が高まっています。
編集後記
昔から能登は熱心な親鸞学徒がたくさん生まれた土地だと言われています。
親鸞聖人、蓮如上人、親鸞学徒の先輩方が伝えてくだされた法灯は、今も石川県全土に伝わっています。
伝えてくだされた方々の御恩を偲び、これからも浄土真宗親鸞会金沢会館で阿弥陀仏の本願を聞かせていただきましょう。